ハイパーな猫を落ち着かせるためのコツ
元気いっぱいな猫ちゃんはとっても可愛いものですが、急に暴れてものを壊してしまったりずっと鳴いていたりして困ってしまいますよね?
でも大丈夫。
落ち着きがない猫ちゃんを落ち着せる方法はちゃんとあります。
今回のブログでは、落ち着きがない猫ちゃんを落ち着かせるための7つの方法をご紹介します。
猫は基本的に自立心が強くマイペースな性格ですが、時にはエネルギーがあり余ってしまって飼い主さんが手に追えないくらい暴れる事もあります。
突然走り回ったり部屋の中をウロウロしたり、ずっと遊びたがったりするハイパーな猫がいると飼い主さんも落ち着いて過ごせません。
今回は、落ち着きのない猫を落ち着かせるための方法とハイパーな行動をとる原因を深掘りして解説していこうと思います。
猫ちゃんにとっての体と心の適度な刺激の重要性や、リラックスできる環境作りのコツ、遊びを通しての飼い主さんとの信頼関係の築き方について一緒に学んでいきましょう。
また、規則正しい生活リズムを定着させるコツや、リラクゼーションテクニックの導入、猫のエネルギーを和らげるためのリラックスアイテムの活用についてもご紹介します。
それぞれの猫ちゃんには個性と好みがあるので、ある猫に効く方法が他の猫には効果がない事もよくあります。
根気強く猫ちゃんに合う方法やグッズが見つかるまでいろいろ試して、大好きな猫ちゃんともっと快適に暮らせる環境を作っていきましょう♪
それでは、まずは猫の落ち着きがない原因から見てみましょう!
猫に落ち着きがない原因とは?
猫が突発な行動を取るなど落ち着きがない原因を理解することが、解決への始めの第一歩です。
猫に落ち着きがない時に考えられる原因は、
- 退屈している
- エネルギーがあり余っている
- 環境の変化によるストレスや不安を感じている
- 病気で痛みや不快感を感じている
などが挙げられます。
このような根本的な原因を見つけてあげる事で、猫ちゃんにとって最善の解決策を見つける事ができます。
まず、猫は野生では単独行動を好み、生まれつき狩猟本能を持っている動物だという事を念頭においておきましょう。
もともとは、獲物を追いかけて、そーっと近づき、飛びかかるという狩りを日常的に行う動物なので、狩りのような運動ができないとストレスが溜まってエネルギーが爆発する事があります。
次に、猫が退屈していると突発的な行動を取るリスクが高まるとも言われています。また、適度な刺激や運動不足も突発的な行動を取ることに繋がると考えられています。
また、若い猫や子猫に落ち着きがないのはごく自然なことなので、健康そうなら過剰に心配しすぎる事はありません。
特に生後6ヶ月未満の子猫は元気いっぱいで体力があり余っていると覚悟しておきましょう。
落ち着きがない行動の代表とされるのが「ズーミー」です。
「ズーミー」とは突然猫が狂ったように家の中を走り回ったり、テーブルやタンスに飛び乗ったりする事で、もしかするとあなたも目にした事があるかもしれません。
海外ではズーミーは「フェラインフレンジー」や「クレイジーな30分」とも呼ばれています。
ズーミーを引き起こす原因には、恐怖心、緊張、不安など精神的なものから、甲状腺機能亢進症などの病気が隠れている可能性もあります。
甲状腺機能亢進症が原因の場合は、猫の甲状腺が過剰に働いている可能性があります。
成猫において甲状腺機能亢進症の最も一般的な症状は、食欲が増しているにもかかわらず体重が減っており、嘔吐や下痢をすることです。
この病気は高齢の猫に多く見られ、高齢の猫が急にエネルギッシュになったと感じたら医療機関の受診をお勧めします。
もしあなたの猫ちゃんの様子や行動が普段と違ったり、落ち着きがないようであれば、まずは動物病院で健康問題がないか確認してから、猫の行動心理カウンセラーやビヘイビアリストなどの専門家の助けを求めるのがベストです。
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落ち着きがない猫を落ち着かせる7つの方法
健康でエネルギッシュな猫を落ち着かせるのにベストな方法は、猫が退屈しないようにいろいろなアクティビティや適度な刺激を与てあげる事です。
アクティビティや遊びのバリエーションをつけて猫ちゃんを忙しくしてあげましょう!
1. 適度な刺激を与えてくれるアイテムを多めに用意する
まず、刺激が不足して退屈になると、猫ちゃんの落ち着きがなくなる可能性があることを覚えておきましょう。
猫ちゃんが退屈しないように、いろいろな種類の猫用おもちゃを用意してあげましょう。
王道の爪とぎポストやキャットタワーを用意したら、後は猫ちゃんが夢中になるようなパズル型おもちゃに美味しいカリカリを入れて様子を見てみましょう。
今話題の自動給餌器のようなインタラクティブなおもちゃは、飼い主さんが忙しい時でも猫ちゃんに必要な刺激とご褒美を与える事ができるのでオススメです。
2. 猫とたくさん遊んであげる
おもちゃなどを使って飼い主さんが猫ちゃんとたくさん遊んであげる事で、エネルギーを発散してあげられます。
インタラクティブな遊びを通して、飼い主さんも猫ちゃんもお互いに楽しい時間を過ごして絆を深める事もできますね。
いろいろなタイプのおもちゃを使って遊びにもバリエーションをつけてあげましょう。
インタラクティブなおもちゃは、猫ちゃんの狩猟本能を刺激するような獲物みたいに動くおもちゃが理想的です。
羽のおもちゃやワンドやレーザーポインターなどがオススメです!
3. 猫が安心できる環境を作る
新居にお引っ越ししてから猫ちゃんの落ち着きがなくなったのではないでしょうか?
一般的に猫は新しい環境に適応するのに時間がかかる動物で、それが不安やストレスに繋がっていることがあります。
気に入っているおもちゃや使い慣れた快適なベッド、清潔なトイレ、使い慣れたエサと水のボウルを部屋に置いて、「ここは安全な場所だよ」と教えてあげましょう。
4. 規則正しい生活リズムを守る
猫はルーティンが好きな動物です。
誰もが次に何が起こるかわからないときに不安を感じるように、猫も同じように未知のものに不安を感じます。
猫ちゃんの食事の時間、遊びの時間、就寝時間をできるだけ一定に保って、安心させてあげましょう。
5. お友達として猫をもう1匹迎える
なかなか覚悟がいる対処法ですが、新しい猫ちゃんを迎えてあなたの猫ちゃんにお友達を作ってあげるのも1つの手です。
これで飼い主さんが忙しい時でも猫たちどうしで遊ぶ事ができて、お互いにWin-Winです。あとは、猫ちゃんが2匹で可愛さも2倍になります♪
全ての猫が他の猫といるのが好きなわけではないので、あなたの猫ちゃんの性格を事前に観察しておきましょう。
6. 就寝前にエサをあげる
飼い主さんが寝る前に猫ちゃんにエサをあげるのもハイパーな猫を落ち着かせるのに効果的です。
お腹がいっぱいになるとゆったり横になって過ごしてくれるでしょう。
猫はもともと夜行性なので、一晩中起きているのが普通です。
また猫は「食べてはひと眠り」の習性を持っているため、寝る前に適度な量のエサをあげる事で夜中に走り回ったりするのを減らす効果があります。
7. 室内飼いの猫はたまに外で遊ばせる
お外で遊ぶのは猫ちゃんがエネルギーを発散するのにとても効果的です。
外の世界には猫ちゃんが楽しめる音や光景が広がっていていい刺激を与えてくれます。
猫ちゃんも本能に従って草むらの中で獲物を探すのが楽しくてたまらないはずです。
ただし、迷子にならないように安全な場所で遊ばせてあげましょう。
万が一迷子になってしまった時のために、連絡先を書いた猫用首輪を付けるか、マイクロチップをつけておくのがベストです!
関連するブログ: 猫の行動問題:それを解決する方法
知っておきたいこと
猫ちゃんの突発的な行動や落ち着きがない行動が続くと、飼い主さんもイライラしてしまうかもしれません。
でもそれが猫ちゃんが出せる精一杯のSOSメッセージかもしれないということを知っておきましょう。
猫ちゃんの落ち着きがない場合は、そこに隠れた警告サインをいち早く見つけて、猫ちゃんの健康を守ってあげてください。
関連するブログ: 犬の分離不安を軽減する6つのヒント
まとめ
落ち着きがない猫を落ち着かせるのは一筋縄ではいかないかもしれませんが、今回紹介した方法が皆さんのお役に立てば嬉しいです。
今回紹介した7つの方法を参考に、
- 猫ちゃんがリラックスできる環境作り
- 定期的に運動や遊びを取り入れること
- 規則正しい生活リズムを守ること
を心がけて猫ちゃんを落ち着かせてあげましょう。
愛情と理解を持って根気強くいろいろな方法を試していけば、きっと猫ちゃんも応えてくれるはずです。
私たちは飼い主さんと猫ちゃんのハッピーライフを応援しています!
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